
メリットばかり書き進めてきましたが、RMTとは実に多くの問題を孕んでいます。主な問題点とは?
RMTは殆どのオンラインゲームで規約違反行為に該当します。オンラインゲームの規約にはRMTに関する事が明記されていなくても、ちゃっかりパブリッシャー側(ゲームメーカー)の会員規約の方に明記されていたりするので、そちらも確認してみましょう。
規約違反にならない代表的なゲームタイトルは「ウルティマオンライン(UO)」くらいです。
・規約違反になる代表的なゲーム
⇒FF11、RO、リネージュ、リネージュ2などの殆どのオンラインゲーム
・規約違反にならないゲーム
⇒UO、PSOBBなど。
以前はRMTでBAN(アカウント剥奪・停止)されると言うことは、都市伝説に近いものがありましたが、現在は本当にRMTが原因で、BANされるゲームタイトルも存在しています。
基本的には、オンラインゲーム会社はRMTによる、クレジットの履歴や銀行の振込履歴を見ることが出来ないので、「RMTに関連していると思われる、あやしいアカウントからのトレード頻度」などをオンラインゲーム会社がチェックし、ある一定以上の基準に達しているアカウントをソートして、BANしていると思われます。
・RMTをしたユーザーがBANされたと報告があったゲーム
⇒FF11、RO、ゲームオン系の一部のゲームなど
RMTで稼げてしまえるために、心ないRMTファーマーがBOT(外部不正ツール)をオンラインゲームに放ち、一般プレイヤーのプレイを結果的に邪魔してしまっています。BOTを使用するユーザーは、RMTファーマーだけではなく、日本人のBOT使用者も多く存在しています。
オンラインゲーム会社の努力により、徐々に数を減らしてきていますが、まだまだ多くのBOTがオンラインゲームの野に放たれてしまっている現状です。
今はBOTをゲームマスターやサポートに報告することを推奨しているオンラインゲームがほとんどなので、BOTやあやしいプレイヤーを見つけたときは、通報するといいでしょう。
不正にBOTやRMTファーマーがゲーム内通貨を量産するために、極度のインフレ状態になり、一般プレイヤーが混乱してしまう羽目になります。
実際にFF11であったことですが、2006年の初め頃、通貨のRMT相場が10万ギルで50円以下の時代がありました。ゲーム会社の対策により、現在(2008年4月頃)は10万ギル=5〜700円くらいのRMT相場に落ち着いていますが、十倍以上に値上がったことになります。ゲーム内は超インフレ状態だったのでしょう。
このインフレはRMTファーマーやBOTが原因ですが、それ以上にバグを利用してギルを不当に量産してた輩が背景にいたからと言われています。不正による市場の混乱は迷惑極まりないことです。
真剣な話、これが一番の問題かもしれません。RMTファーマーが日本で稼いだお金が、納税されることもなく他国の資金となるわけですから、由々しい事態です。
「RMT利用は、反日国家にミサイル製造資金を提供していることと同じだ」と言うコメントを、どこかのRMT批判をしているサイトで見かけましたが、一理ありますよね。
アイテムの自家生産をやってない限り、どこのRMT仲介業者もゲーム通貨やアイテムが「純粋なゲーム活動で得たものか」「BOT産か」「ファーマー産か」を見抜ける手だてはありません。身分証や電話で日本人であることは確認できますが、それだけの話です。生産方法やバックグラウンドまでは誰にも分かりません。
とあるRMTサイトでは、定期的に購入しているプロゲーマー・生産者からは納税証明を見せて貰ったり、生産方法を説明してもらったり、極力、上記のようなことにならないように努力はしているようですが、一見の一般買取からは、身分証はともかく、納税証明を要求することは出来ないので、やはり見抜くことは極めて難しいわけです。
ちなみに、昔、「RMT業者は納税をしていない」と言う事が匿名掲示板などで話題になっていましたが、一部の納税の意味をよく分かっていない個人を除けば、脱税している(無申告の)RMT業者は皆無だと思います。なぜなら、全ての入金(クレカ決済・コンビニ決済・ウェブマネー換金を含む)が「銀行振込」だから、他の産業と違って所得隠しのしようがないからです。
RMTは詐欺師が多いです。個人間取引はもちろん、法人と書いてあっても油断は禁物です。最近は一見、有名な法人サイトに見えても、「有名サイトからデザインをパクって詐欺をしている」可能性だってあるのです。(ウソのような話ですが、ホントにあるんですよ。)はじめからとことん疑ってください。遠慮は要りません。
ちょっとでもうさんくさいと思ったら、躊躇せずに取引を辞めてください。きっと貴方のカンは当たっています。美味しい、金額の大きい取引ほど、詐欺の可能性が高いです。
■個人間取引で気をつけること
上記の点がクリアできるなら、詐欺である可能性は限りなく低いでしょう。疑心暗鬼になりすぎるのもアレですが、慎重に取引を行ってください。
詳しくは、安全なRMT方法は?(個人取引での詐欺を見抜く編)を参照してください。
■RMT業者との取引で気をつけること
業者(サイトを持っている個人・法人)とのやりとりは、個人に比べれば神経質にならなくても良いですが、有名サイトのデザインをパクって、そのサイトに見せかけるような悪質な詐欺師もいますので要注意です。
whoisでドメインを検索するにはここのサイトが便利です。
http://www.mse.co.jp/ip_domain/
RMTはプレイ時間の短縮になると「RMTのメリット」で書きました。言い換えると、「そのゲームの総プレイ時間が縮まってしまう可能性がある」とも言えます。
これによって、誰が一番損をするのでしょうか?それは胴元、「オンラインゲームパブリッシャー」です。従量制課金のゲームは、"飽きずに長くプレイしてくれる"事が大前提です。それが短くなったら?従量制課金のゲームパブリッシャーにとっては、たまったものではありませんよね。RMTにはそういう可能性も秘めていると言うことです。